2014年6月 2日 (月)

君に友だちはいらない

本日の読書。「君に友だちはいらない」著者は瀧本哲史氏。

なかなか刺激的なタイトル。

ただ著者は独りになることを薦めているわけではない。

必要なのは同じ目標の下で、苦楽をともにする「戦友」であるという。

話が少し変わるが、かつて天動説という天体が地球の周りをまわる説が、
主流であった。
地球が天体をまわる地動説を唱えたガリレオが裁判にかけられたことでも有名である。

今は地動説が正しいことが証明されたわけだが、
ではこの天動説の支持者はどのように地動説に変わっていったのか。

決して論破されたわけではないらしい。

作者は言う。

「世代が入れ替わったから」

新しい世代のほとんどの人が天動説を受け容れなかったからだと。

ここで大事なのは世の中を変えるのは「世代交代」
古いパラダイムを信じている前の世代を説得し意見を変えさせるのは「不可能」


なるほど・・・。


また作者は言う。

“良き友”が欲しければ、探すのではなく創ればいい

とりあえず今いる場所で、今の仲間と一緒にいいチームを創って、
目の前の仕事に一生懸命打ち込んでみたらどうだろう。

友だちも仲間も他人から「配られる」ものではない。
自分自身の生き方を追求していくことで、自然にできあがっていくのだ。

なるほど、ここで最初に書いたこととつながった。

「戦友」

わくわくする響きである。

                                       わびすけ

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2014年5月26日 (月)

起業家のように企業で働く

本日の読書。「起業家のように企業で働く」著者小杉俊哉氏。

著者はマッキンゼーやアップルなどを経て慶応大学で教鞭をとっている。

著者は言う。
「企業においてどんどん出世していく人、
あるいはやらされ感なく楽しそうに仕事をしている人は、
例外なく「起業家マインド」を持って自律的に働いている」

起業家にならなければ「起業家マインド」を持てないわけではない。

さてどうするか。

「自分が考えたアイデアを、今度は金を出す“資本家の立場”になって考えてみる。
リスクやリターンについて“事業家の立場”(借りる側)になって見ていた時とは
全く異なる世界が見えてくるはずだ」 大前 研一

著者も言う。
「使うエネルギーの方向性を間違えない」

・事業の収益を念頭
・公私混同せず
・会社の金を自分の金を使う時と同じように考える

では著者は転職を薦めているのか?

「転職をすると、自分の名前を売って、信頼を築くのをまた一からやり直し」

必ずしもメリットがあるわけではない。

また著者は言う。

「人間にとって大事なことは、学歴とかそんなものではない。
他人から愛され、協力してもらえるような徳を積むことではないだろうか。
そして、そういう人間を育てようとする精神なのではないだろうか」

誰もが起業家になれるわけではないが、
必ずしも起業家にならなくてはいけないわけではない。

なるかならないかというよりは、意識を持つ。
そこに気付くことの大切さを学んだ1冊でした。

                                    わびすけ

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2013年10月 7日 (月)

女王陛下の・・・

2000年7月4日アメリカ独立記念日を祝う式典に参加するため、
世界各国の帆船170隻、海軍の艦艇70隻がニューヨーク港に集結した。

翌日5日英国の豪華客船「クイーンエリザベス号」が入港してきたのだが、
ハドソン川の急流に流された巨大客船は、
係留中の海上自衛隊自衛艦「かしま」の船首部分に接触してしまった。

謝罪にやってきた巨大客船の機関長と一等航海士に対し、
「かしま」艦長はこう答えた。

「幸い損傷も軽かったし、別段気にしておりません。
それよりも女王陛下にキスされて光栄に思っております」

艦長のウィットに富んだコメントはニューヨークだけでなく、
ロンドンでも話題になり、日本の海軍士官のユーモアの高さが評価された。
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いい話です。敬礼。

                                          わびすけ

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2013年8月12日 (月)

やっぱり飽きない商い

本日の読書。「天職」 著者 秋元康 鈴木おさむ。

言わずと知れたヒットメーカー2人の対談をまとめた1冊。

タイトルにもある「天職」という言葉から思い浮かべると、
「天職が見つかった!」「この仕事は天職ではない・・・」
などある種の宝探しの意味合いを感じてしまう。

しかし著者は、「(自分が)やりたいものを優先していると、
不思議と自分の好みに合ったもの(仕事)がくる」という。

運のようなものか・・・。

そしてその運の種として「好奇心」をあげている。

結局自分が「おもしろそうだな」と思えるかどうかがいちばん、であり、

「自分の強い好奇心がきっかけだからこそ動ける」ということだとか。

本のなかで一番こころに止まった言葉は、

「『やる』と『やろうと思った』のあいだにはめちゃくちゃ深い川が流れている」

何かをやろうと思って、やらずにダラダラしていて、誰かが先にそれをやって、
それが当たって・・・。

「嗚呼・・、俺もやろうと思ってたんだよな・・・」

同じことを考えてた人間がたくさんいて、その人との違いは「やる」という決断。

でも成功させるには飽くなき努力がいる。


著者のひと言「一流の人は自分に飽きない」 


なるほど・・・。

                                      わびすけ

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2013年6月10日 (月)

月の明かり

本日の読書。「道は開ける」D.カーネギー。

「人を動かす」と並ぶ名著。

「刑務所の鉄格子の間から、ふたりの男が外を見た。
ひとりは泥を眺め、ひとりは星を眺めた」という言葉がある。

刑務所といういわば一番下の環境の中で、
きれいな星を見る余裕を持てるか。それに気づくかということが大事なのだろう。

眠れなくて悩んでいる人がいる。このままでは死んでしまうのではないかと悩む人がいる。

しかしこういう言葉がある。

「不眠症が原因で死んだという例はない。確かに人間は不眠症について悩み、
しだいに生命力が衰えて、病菌のために命を失う。
しかしそれは悩みが原因であって、不眠症そのものが原因ではない」

眠れない事が有害なのではなく、悩むことが有害なのである。

考えることは大事だろうが、悩むこととは違う。

「幸福への道はただ一つしかない。
それは、意志の力でどうにもならない物事は悩んだりしない」 エピクテトス

確かに・・・。

                                          わびすけ

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2013年4月 8日 (月)

むすこ

本日の読書、
「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」
著者はキングスレイ・ウォード。訳は城山三郎。

カナダ人の著者は、公認会計士を経て、
7つの会社を経営し成功させたキャリア。
後に同じ経営の道に入る息子に対して送った30通の手紙が元になっている。

手紙の内容は,
ビジネスの中で起こるあらゆる出来事や,人間の機微が,
経験を元に語られるビジネス書であり、人生論。

父親からの手紙と聞くと思い浮かべる堅苦しさが無く、
むしろ人間臭さが好ましく感じられる内容。

押し付けな表現は無く、「いかに努力を成功に結び付けるか」
そのために「いかに準備が必要か」を柔らかく提案している。

この“柔らかく”という部分が大事で。
どうしても「親父の小言」となると、どんなにいい内容であっても、
息子は聞く耳を持たない・・・。

いかに反発を持たれないように、耳に届くように配慮された表現に、
著者の思慮深さが感じられる。

独身時代の発売時に読んだ感じと、
息子を持つ親になって読んだ感じの違い。

これは自然と息子を思いながら、
また息子から見た父親を思い浮かべてたからだろうか・・・。

自分が父から受けたこと、父として自分が伝えたいこと、
色々と思い浮かべながら読むことのできた、おすすめの一冊。
                                         わびすけ

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2013年2月 4日 (月)

非難からの避難

本日の読書、「人を動かす2 デジタル時代の人間関係の原則」 デール・カーネギー。

世界的に有名な古典であるデール・カーネギーの「人を動かす」の現代版。
D・カーネギー協会がまとめたものである。

メール、ツイッター、フェイルブック、LINEその他・・・と、
コミュニケーションツールが増えるほど、厄介な問題も増えていく。

これまでであれば、口から出ては消えていくだけのつぶやきが世界中にひろまり、
時には“炎上”として跳ね返ってくる。

ある意味油断ならない時代に我々、は置かれているのである。

そんななかでカーネギーは2つの大きなアドバイスを与えてくれる。

「人と議論してもあなたが得るものはほとんどない。議論してもたいていは双方が、
自分のほうが正しいという確信を深めるだけなのだから」

「人の間違いを指摘するのは、敵を作るだけである。
「あなたは間違っている」と言われて、論理的に反応する人はほとんどいない。
たいていの人が感情的に反応し、防衛的になるだけだ」

最近「体罰」が大きな問題となっている。

体育会系の環境に身を置いたことのない自分にはわからないことが多いが、
少なくとも“恐怖”で相手を動かすことが、
相手と価値ある人間関係を築くことにはつながるとは思えない。

カーネギーは言う。

どなりつけるのではなく、ほめ言葉のあとに建設的なアドバイス。
相手のポジティブなところに注目する。

「相手をいまあるままの人間としてあつかえば、いまより悪くなる。
だが、なれるかもしれない人間に、すでになっているかのようにあつかえば、
本当にそうなれる」 アメリカの哲学者 エマーソン

ひとりよがりではいけないということか。
意識しなければいけない。

                                       わびすけ

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2012年12月10日 (月)

磨きは大掃除のみにあらず

本日の読書『生き方 人間として一番大切なこと』
著者は京セラ創業者にして、日本航空会長の稲盛 和夫氏。

稲盛氏は本書で一貫として、
「磨き続ける」という行為の大切さに言及している。
 
それはまるで、
テーブルについたほこりは拭く事できれいになるが、
しばらくするとほこりはまたたまる。
 
絶えず拭く事で、テーブルはきれいになる。
 
それと同じこと。
 
「人間として何が大切か」という原理原則に対しても、
その場だけぼんやりと考えるのではなく、
絶えず意識をし続ける。
 
氏はこれを「魂を磨き続ける」と呼んでいる。
 
何か特別なことをする必要はなく、
日々の仕事を一生懸命やる。
 
もちろん同じことを漠然と続けるのではなく、
昨日より今日。今日より明日と、
必ず改善を加える。
 
見事にシンプルだが、
そのシンプルさがいかに大切かに気付かせてくれる、
お薦めの書。
 
                              以上

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2012年10月 1日 (月)

飽きないあきない

本日の読書、「竹中式イノベーション仕事術」竹中平蔵著。

前作、「竹中式マトリックス勉強法」に続く2作目。
小泉内閣時の主要大臣を歴任し、その政策には賛否もあるが、
その経歴はさすがともいえる。

著者はまず「自分をプロデュースする」ことの重要性を訴える。

過去小室プロデュースを始め、秋元康氏によるAKBなど、
有名プロデューサーによってプロデュースしてもらう状況はよく見るが、
自分のまわりにはそういったプロデューサーはいない・・・。

自分自身がプロデューサーとして自分を売り込んでいかなくてはいけない。

そして、「Back to Basics」常に基本に立ち返って、判断をチェックするとこも重要という。

前人未到の9連覇を達成した、プロ野球読売巨人軍の川上哲治監督は、
一体何をしていたか。

それは定石通りの基本練習ばかりであった。

また力士による稽古は、立会いの一瞬の判断を養うためである。

その一瞬の判断力が持てるかどうかは、日頃からの問題意識の持ち方と、
イメージトレーニングで決まるという。

基本を繰り返すという作業はともすれば飽きてしまいがちである。
逆にいえば「飽きない力に目覚める」ということが、
成功の鍵といえるかもしれない。

フランスの哲学者アランの「幸福論」に、
「成功して満足するのではない。満足していたから成功したんだ」
という言葉がある。

目の前の勝敗に一喜一憂するのではなく、
まずは頑張れる環境に満足することが大切という。

目先の結果や周囲の意見に惑わされず、
自分の心の声に耳を傾けながら、
自分自身を高めていく行為を「飽きず」に行っていこうと思う。

                                   わびすけ

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2012年8月 6日 (月)

Tシャツと短パン

本日の読書、本田 直之著「LESS IS MORE」。

タイトルの意味は「より少ないことは、より豊かなこと」

4月のブログでも取り上げた、レバレッジシリーズの著者として有名。

著者は、「今の世の中は、過去の幸せの価値観やストーリーを追い求めていくと、
ハッピーではなくなってしまう時代」と定義し、
これからはワークライフバランスではなく、
「ワークライフハピネス」、つまりお金や時間や場所から自由になるように、
仕事と遊びの垣根もなくなる、そういう時代になると訴えている。

一見すると、果たしてそんな楽な時代になるのか・・・と懐疑的になるが、
当然その為には、個人としてのパワーやビジネススキルを身に着けることが大前提である。

これまで著者がずっと訴えている「自由になること」とは、決して、会社組織を離れて、
独立することをすすめているわけではない。

モノを減らしてシンプルに生きる。お金や場所や時間に縛られない。
ポジティブな選択として色々なものを削っていく。
そして周囲に惑わされず、自らの意思に選択していく、
意識の上での自由を得ることが、精神的にも豊かになることなのではないか。

真夏の暑い中、着飾っていてもカラダはもたない・・・。

                                            わびすけ

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