マッキントッシュのゴム引きコート。
「本末転倒」とは、
物事の重要なところと、そうでないところを逆に捉えたり、扱ったりすること。
皆さんの身の回りにもそんな本末転倒なMONOって結構ありません?
例えば、ジーンズ。
本来ジーンズは労働者用の作業着で、耐久性に優れていて、
汚れを気にしないで履くためのMONO。
でも、今では誰もが知ってる超一流ブランドあたりでも
めちゃめちゃ高額なおしゃれジーンズを展開していて、
そういうジーンズを買って履いている人の中には
「汚れが付かないように」なんて考えてるひとも少なくないはず。
コレ、本末転倒だと思いません?
わが家では、基本本来の目的に忠実なMONO選びをモットーとしているのですが、
中には本末転倒なMONOもあります。
その最たるがコレ。
マッキントッシュのゴム引きコートです。
ゴム引きとは、生地と生地の間にゴム素材を挟んで圧着して
さらに縫製箇所もテーピングすることにより水が染み込まないようにした布のことだそう。
防水布といえば布地に油を塗って撥水性を高めたもの
(バブアーのワックスコットンジャケットのような)
しかなかった時代としては画期的だったようですが、
今の時代、防水や撥水だけならゴアテックスみたいな
ハイテク素材の方が良いに決まっています。
まぁ私も当時はファッション性やクラフトマンシップの部分に
惹かれたんですけどね。
ただコレ、レインコートなのに雨の日に着られない。
ナゼかって、濡れると染みになるから。勿論汗も×。
しかも染みになるのに洗う(ドライクリーニングも)ことができない(!)
そしてコートなのに、薄手なので寒くて冬に着られない。
まぁそれは私が筋金入りの寒がりだからなんですけどね。
そんなこんなで着用シーンといえば、
春先と初冬のちょっと肌寒い晴れの週末で、且つ(犬の)散歩以外の時
という、わが家では年に1、2回訪れるかどうかという稀な日のみ。
実用性を重んじる今のわが家にとっては確実に肥やしになりつつあります。
まぁ19世紀より変わらぬ製法(本当か?)だそうですし、普遍的デザインなので、
多分ジジイになるまで羽織れるMONOであることは確かだと思いますが。
でもいつかは役割を全うさせますよ。でないとMOTTAINAIですもんね。
| 固定リンク
|


コメント
モッズコートをイメージしてたんですが別物ですか?コートってかっこよく着こなせないんですが…似合う大人になりたいっす。
投稿: ジュニア | 2010年6月30日 (水) 20時06分