Radioheadから音楽(ビジネス)を真面目に考える
2007年10月1日
Radioheadが新しいアルバム「In Rainbow」をリリースすることを発表しました。
しかしその流通方法はダウンロードのみ。
更に驚くべきことは価格はリスナーが決めるというもの。
10月10日のダウンロード開始から2日で120万ダウンロードを記録したそうです。
さっそく僕もダウンロードをしようとRadioheadのオフィシャルを覗いてみました。
トップ画面がこれ。
一番上のRADIOHEAD以外を選ぶとIn Rainbowのダウンロード画面にいけます。
『レディオヘッドは新しいアルバムを完成させた。
しばらくの間はこのウェブサイトのみ入手できる。
ダウンロードかディスクボックスで注文が可能。
続ける』
みたいなことが書いてありますんで「続ける」
上がディスクボックスの先行予約と詳細
下がダウンロードの注文と詳細
『ディスクボックスにはダウンロードが含まれている。
12月3日以前に発送されます。』
みたいなことが書いてあります。
DownloadのOrderを押してバスケットを見ると
出ました。
ここに希望の金額を入れます。
でも当然ながら¥じゃない…。
レートを確認して6ぐらいにしておきました。(1000円ぐらい)
ちなみに『?』を押すと
あとは金額を入れると普通の通販みたいに注文できます。
でもクレジットカードない人はできません。
違法ダウンロードも物凄い勢いでされているみたいですが、
無料でオフィシャルから落とせることを考えると、
オフィシャルを知らないか、クレジットカードないか
どちらかの理由だと思われます。
もちろん0円でダウンロードする人もいると思います。
僕は1000円ぐらいの値段を付けたけど、それはRadioheadのファンだし、
彼らの呼びかける反商業至上主義に賛同する意味も込めています。
音楽業界で働く人にとっては音楽はビジネス。
何らかの仕事をして食べていくのは当たり前だと思います。
音楽業界に限った話ではありませんが、金儲けが最優先に
なっているような印象を受けることが度々あります。
CCCD(コピーコントロールCD)って覚えてますか?
もう覚えている人も少ないかもしれませんが、自分で買ったCDをPCで
読み込めないため、焼いたりiPodに入れられない。
音質も下がるし不具合も発生していたにも関わらず、違法コピーを
防ぐためつまり売上げを増やすために導入した会社が多くありました。
この時、日本人で反対したのは一部のアーティストだけでした…。
※佐野元春、奥田民夫、山下達郎など
他にも輸入CD禁止など…。
音楽はお金を稼ぐために存在しているんでしょうか?
僕たちが聴いて涙しているあの曲はお金を稼ぐために作られたんでしょうか?
そうだとしたら悲し過ぎます。
今回の件で慌てた英HMVは自社サイトで、出るかどうかすら分からない
通常流通版の予約注文を勝手に開始したりと、音楽業界に混乱を巻き起こしました。
今回のRadioheadのアクションは、音楽ビジネスへの挑戦として受け止められて
当然だと思います。
しかし彼らのスポークスマンは
「レコード業界の終焉をもくろんだものではない」
と言っています。
僕もそう思います。
彼らが音楽を愛しているからこその行動だと思います。
今回の件で色々と考えさせられました。
ビジネスってなんだろう。お金を稼ぐってなんだろう。
現時点の結論は「お客さんに喜んでもらうこと」
それが僕の仕事だと思います。
※日本版ダウンロードサイトがオープンしました。
http://www.inrainbows.jp
ジュニア
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コメント
とても奥が深ーい話題だねぇ。
例えば、グーグルが全てのサービスを無償で
全ての人に提供する見返りとして、Webは
「全てが広告のプラットフォームに」なった。
本来はユーザー本位であったはずの「フリーの精神」
「オープン性」こそが、実は資本主義の新しい様態に
過ぎなかったというオチ。アンチがいつの間にか
体制側になっていたというか。。
音楽好きとして色々考えさせられるね。リスナーに
とってはすごくいいことなんだけど。。
投稿: 独楽犬 | 2007年12月 3日 (月) 01時11分
>実は資本主義の新しい様態に過ぎなかったというオチ
そんなこと考えたことなかったけど結果的にそうなることは有り得るね。もしかしたら「いつの間にか体制側」になるってことは避けることが出来ない事なのかも。でもその体制側が進化を続けるならその座を譲ることはないのかな…なんて思いましした。
投稿: ジュニア | 2007年12月28日 (金) 18時05分