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2007年10月30日 (火)

どうせやるならこのゲーム

タイトル:忌火起草
ジャンル:サウンドノベル
プラットフォーム:PS3
おすすめプレイ時間帯:夜
開発:チュンソフト
販売:セガ

1992年3月、背景と音に合わせて進んでゆく文章の随所に現れる
選択肢によって話の展開が変わっていくサウンドノベルと銘打った
「弟切草」がスーパーファミコンで発売された。
それから15年半程経て発売されたサウンドノベルシリーズ6作目となる
「忌火起草(いまびきそう)」は「弟切草」と同じジャンルとは思えないほどの
進化を遂げたと言っても過言では無い。

内容は若者達の間で密かに噂になっているドラッグ”ビジョン”。
そのドラッグを服用した者が次々と謎の焼死を遂げていくといった
ホラーサスペンスもの。

いままで多種多様な機種で発売されてきたサウンドノベルシリーズが
今回選んだプラットフォームは、現在数多の困難を抱えているプレイステーション3。
だがその選択はゲームをプレイしてゆく内に納得へと導かれてゆく。

その最大の要因は画像と音質の向上。
画像はハイビジョン対応になり、音はDolby Digital 5.1に対応。
想像を掻き立てる補助となる画像や音が美しくなる事はサウンドノベルには
重要なファクターであると痛感。環境が整っていれば後ろから迫ってくる叫び声や
視界にはいってくる恐ろしげなビジュアルも相まって遊園地のアトラクションを疑似体験しているような
感覚も味わえる。(実際遊園地にて
忌火起草のアトラクションが開催されている

システム面での大きな変更点としてはテキストとボイスのシンクロ効果があげられる。
状況説明や心理描写等はテキストで表示し、台詞等の声や会話文はボイスを使用している。
テキストとボイスがタイミングよくシンクロしていき
普通に小説を読んでいる感覚とはあきあらかに異なる不思議な感覚を生み出している。

もう一つシステム面でプラス要素になるのがTIPSと百八怪談である。
TIPSとは、テキスト内で水色に表示されている人物名を選択する事によりその人物のプロフィールを
読むことができ、キャラクターに深みが増す。
百八怪談とは、テキスト内に散りばめられたキーワードを選択する事により文字通り108のショート怪談
を読むことが出来る。直接的には物語とは関連は無いが少し怖いものから笑ってしまうものまで
色々あり、テキストから探す楽しみもある。

最後にオンライン対応している次世代機PS3の機能を利用し、新たな話を
ダウンロードで追加できる点も長所として挙げられる。

残念な点は一度読み進んだ場所を読み飛ばしづらい点。
話の中盤まではフローチャート方式で部分部分を読んでいけるのだが
終盤はフローチャートが無くなり選択を失敗すると前の方から再度読んでいかなければ
ならなくなるのが億劫。


ソフトラインナップの不足や値段等問題がまだ未解決で未だ厳しい状況のPS3。
正直、このソフトをする為にPS3を購入するとまでは行かないと思うが
その高いハードルである本体購入を越えているのなら体験版がダウンロードできるので
一度プレイしてみても損では無いはず。

                                           けみぼん




 

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